料理人はマッドサイエンティスト!

賄い実験室(^<^)

賄(まかない)ってただの食事の段取りだけではなく、常にいろんなチャレンジや実験ができるチャンスなので、
料理人にとってはすごくチャレンジングで楽しくもある作業のひとつです。

たまには(往々にして)大失敗もあるし、驚きの新発見や、極上の味との出会いが待っていたりもします。

今回はキンメダイ。

安い時に買っておいて、すぐ使う予定がないので、
下処理をして紙を巻いて、真空器にかけて急速冷凍すると、鮮度が抜群に保持されておりました。

(以前は真空器がなかったので、厚手のビニール袋にストローを突っ込んで口の力で弱真空にしたりしておりました。)

最近導入した当店の急速冷凍機は、
〇百万円もする高価なものではなく、

4000円くらいでアルコールを買って大ぶりのタッパに入れて冷凍庫で保存。
真空にした物を袋ごとを漬け込めば、驚くほど速くカチンと冷凍にしてくれる優れもの。

冷凍になるときの時間が長いと、食材の細胞が壊れて旨味や水分が抜けてしまうのを、急速に冷凍することによって極力抑えてくれるからうまいんだそうな。
そういえば、このキンメダイもその分美味かったような、、、気がする。。。。

実験データを生体記録装置に蓄積。
(ただ脳に記憶するだけですが)
もっと旨いもの作りたい食いたい。
と日々マッドサイエンティストの様に研究にいそしんでおります。